浅き夢見じ酔いもせず(未成年だし)

色は匂へど 散りぬるを 我が世誰そ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず 言わずとしれたいろは歌である。 遥か昔から我が先祖たちは洒落が好きだったのだろう。現代では母音の別と子音の連なりによって並べられている五十音を、意味ある歌…

死んだ!!

先日、髪を切りに馴染みの床屋へ行った。 そこを経営している理髪師殿とはかれこれ八年ほどの付き合いであり、気安く会話出来る関係である。 そういえば、最近白髪が増えて困る。 つむじあたりに、ぴょん、ぴょん、と跳ねているのを見ると、否応なく年を感じ…

戦争について思うこと

久しぶりに声を上げたいことがあったので書いてみようと思う。 我が友S氏にブログを褒められた、というのも理由だが(感謝)。 今日は原爆が広島に投下された日である。 八月六日午前八時十五分。 この時間は多くの人が記憶していることと思う。 今なお残る負…

苦難と陶酔の本選び

本選びとは、いわば未来の選択である。 選んだ本を読み終わった後、どんな気持ちだろう。 面白くなくて意気消沈しているのか。面白くて満足しているのか。トラウマになるほど受け付けなかったのか。感動して人生が変わるほどの傑作なのか。 その未来を我々は…

リボンがほしい

春は、スギ。 やうやう酷くなりゆく鼻詰まり、少し苦しく、風が立てたる埃の、我を痛めつけたる。 花粉症だ。 辛い。 昔から花粉症自体はあったのだが、近頃、というかこの三年ほどでとみに悪化した。花粉症の症状といえば、鼻づまりや鼻水に代表されるアレ…

キャラクターは鮮やかに色褪せる 2

昨日に引き続いて文芸作品における外見描写の変遷について、考察を垂れ流そうと思う。前回は竹取物語と舞姫という有名作を例に引き、描写について観察をした。今回は考察•解答編である。どうぞよろしく。 さて、それでは。現代に戻る前にやることがある。ま…

キャラクターは鮮やかに色褪せる 1

前回予告したとおり、今回も文芸作品系統のネタを書いていきたい。 と言っても、毎回読んでくれている優しい読者がどれほど存在するか私には図れないので、前回の文を引用することにしよう。 …というか今気づいたが、毎回読んでくれている読者以外にこんなブ…

実写化という名の悲報

『○○待望の実写化!』 『あの傑作がついにスクリーンで!』 こういう広告を見ると実に辛い。「ああ、作品離れが進んでしまいかねない…」と、ひしひしと危機感が私を苛むからだ。 というわけで、今回は予告どおり実写化の話をしよう。 私の悲哀と憤りをどうか聞…

活字は生きている(狂気)

まずはお礼をば。 小生、粗忽者であるが故、つい先程アクセス解析なるものの存在を知ったのだが。 考えていたよりも多くの人がブログを読んでくれているようだ。 ありがたい。 知り合いの変人が一人二人読むかどうか、と思っていたら二桁だ。 驚いた。 感謝…

「人気」と「人気」

次の空欄を埋めよ。 A「ずいぶんと人気のねえ水族館だな、こりゃ」 B「まあしょうがないですね、さびれてますし」 A「ああ、腕がなるぜ。で、どうだい?」 B「 」1 早速建て直しプランを練りましょう。 2 早速除霊しましょう。 さて、皆さんはどちらだと思っ…

○○ってどう思う?

「人妻」ってどう思う? いや、ブログ初っ端の話題がこれってどうなんだとは自分でも思うんだが、しょうがない。 最初の一文を見て戻ろうと思った人。 あなたは正しい感性の持ち主だ。 だがとりあえずは最後まで読んでくれ。 このブログは全年齢対象だし、男…

息を抜きたい(切実)

―徒然なるままに日暮らし机に向かって、心に映りゆく他愛ないことをとりとめもなく書き込めば、不思議と指がすすむことすすむこと―いや勉強しろよ。てなわけでブログを始めます(唐突)。私は若干どころか流行りに乗り遅れたのだが。もう少し早く思いつけば良…